糖尿病食はカロリーを抑えるだけではなく、様々な栄養素をバランスよく摂取できる内容でなければいけません。
それらの栄養素の一つがタンパク質で、魚類・肉類・大豆・大豆製品に多く含まれていることはご存知でしょう。
その他にも、卵や乳製品もタンパク質が豊富な食品です。
糖尿病食のメニューに取り入れるのであれば、不飽和脂肪酸が魚を中心にすると良いでしょう。
肉は魚に比べるとカロリーが高いですし、糖尿病が進んでいる人には動物性脂肪もあまり良くありません。
また、大豆製品の代表である豆腐も、糖尿病食に積極的に取り入れてください。
豆腐は特徴的な味が無いので、嫌いだという人は少ないですし、どのような味付けにしても美味しい食品です。
その他、必須アミノ酸を補うために牛乳も飲みましょう。
カルシウムも摂取できるので、骨粗しょう症を防ぐためにも必要です。
タンパク質については肥満につながるから控えたいという人もいるようですが、タンパク質の摂取量が少ないと、消費カロリーが減ってしまいます。
なぜなら、タンパク質は、脂肪を燃やす働きをする筋肉のもとになる栄養分だからです。
糖尿病食はカロリーが低い食事ではありますが、消費カロリーまで少なくなってしまうようでは、食事療法の意味がなくなります。
筋肉以外にも皮膚や毛髪、内臓などもタンパク質によって作られているので、糖尿病であっても極端に摂取量を減らしてはいけません。
糖尿病食でしっかりとメニューを決めれば、適度な量のタンパク質を摂ることができるはずです。