血糖値を下げるために糖尿病食を取り入れている人は、できるだけ外食は避けましょう。
なぜなら、糖尿病食による食事療法は、一日に決められたカロリーを、3回の食事で摂取すること、また、その食事は低カロリーで栄養バランスが良いことが基本だからです。
外食は、どうしてもカロリーが高くなりがちですし、食事量もいつもの糖尿病食よりも多く食べてしまう可能性があります。
特にファーストフードは、カロリーも脂肪分も高いため血糖値が上がります。
野菜もほとんど摂ることができないので良いことは一つもありません。
しかし、どうしても外食になりそうであれば、レトルトタイプの糖尿病食を持って行くという方法もあります。
ただ、外出先でそれを食べることができるとは限りません。
やむを得ず飲食店などで外食をすることになったら和食にしましょう。
和食の定食であれば、いつもの糖尿病食のように、ご飯にお味噌汁、野菜の煮物、お浸しがあります。
そしてメインのおかずは、良質なタンパク源である焼き魚や煮魚にすることで、全体的に栄養のバランスが取れた食事になります。
ただし、食べる量には十分に注意してください。
外食で出てくる食事の量は、いつもの糖尿病食より多い可能性があります。
全て食べるとカロリーオーバーになってしまいます。
なお、定食といっても天ぷらなどの揚げ物は脂質の摂り過ぎになるのでやめましょう。
また、丼物や麺類は栄養が足りないのでお勧めできません。
外食をする場合には、つい気が緩んでカロリーを摂り過ぎたり、食べ過ぎたりしてしまいがちです。
外食も糖尿病食であるという意識を忘れないことが大切です。