糖尿病患者の男女比を見ると、男性の方が高い割合を占めています。
これは、男性の方が女性よりも過食傾向にあることや、飲酒をする人が多いことが原因でしょう。
飲酒に関しては、糖尿病になったら止める努力をしてください。
糖尿病では一日の摂取カロリーを1600kcalに制限をして、糖尿病食での食事療法を行いますが、飲酒をしていると、その範囲におさまらなくなります。
まずは摂取カロリーを抑えないと血糖値は下がりません。
糖尿病食においては、低カロリーでバランスの良いメニューを心がけてください。
ただ、男性の場合にはある程度のボリュームも必要なので、刺身、蒸し鶏、ゆで豚などに豆板醤、キムチ、にんにくを加えると良いでしょう。
これらは脂分が少ないのでお勧めです。
また、野菜のおかずでは、「春菊やホウレンソウのゴマ和え」「ひじきの炒り煮」「なすやピーマンのマリネ」などでビタミンを摂ってください。
また、消化の良い「ふろふき大根」も良いでしょう。
そして「わかめやきのこの味噌汁」「根菜のコンソメスープ」などを汁物として添えてください。
ただ、糖尿病食にしたくても、男性の場合には調理の時間がない人も多いようです。
その場合には市販の糖尿病食を利用してください。
また、料理をする家族がいるなら、糖尿病食について勉強して作ってもらいましょう。
最近では、年配の男性だけではなく30代の男性にも糖尿病患者が増えています。
生活習慣の悪化などもあり、糖尿病予備軍も相当な数がいるようです。
糖尿病についてきちんとした知識を身につけ、もし疑わしい状況であれば早めに対処してください。