糖尿病食は血糖値を下げるための食事です。
しかし最近では、ダイエットをしたい人や高齢者、健康志向の人からも人気を集めています。
その主な理由は、糖尿病食のカロリーの低さです。
糖尿病を患っている人は、一日に摂取できるカロリー量が1400kcal〜1600kcalと決められています。
その中で3回の食事をしなければいけないので、普通の食事よりはかなりカロリーは低くなります。
量についても、カロリー制限があるとそれほど多くは食べることはできません。
特に炭水化物やタンパク質は、糖尿病食においては摂取量が決められています。
野菜については、ほとんどのものは制限がないので、多めのサラダなどを作って食事量を増やしましょう。
ただし糖尿病食は薄味なので、初めは物足りなく感じる人もいるようです。
しかし糖尿病食に慣れてくると、食材自体の味が分かるようになってきます。
また、糖尿病食は、和食・洋食・中華などのジャンルを問わずレシピがあるので、バラエティー豊かな食生活を楽しむこともできます。
もしも薄味過ぎて駄目だという場合には、カロリーや塩分の摂取量に影響しない範囲で工夫をしてみましょう。
例えば、レモン汁を振りかける、ハーブの風味を利用する、トウガラシなどで味にメリハリをつけるなどです。
また、ネギや生姜などの香味野菜を加えるのも美味しく食べるコツです。
糖尿病食は低カロリーで塩分も控えめなので、糖尿病の人に限らず、健康のために良い食事であると言えるでしょう。