糖尿病の治療においては食事の管理や適度な運動など、生活習慣の見直しも重要です。
中でも食事については常にカロリーを抑えることを意識して、1日当たりの摂取カロリーが、決めれた範囲内になるようにしなければいけません。
これは高血糖になるのを防ぐためです。
そこでお勧めなのが「糖尿病食」です。
糖尿病食には「1単位=80kcal」という基準があり、食品によって摂取できる単位数が異なります。
糖尿病患者の摂取カロリーは、その人の身長、体重、仕事量、運動量などをもとに示されるので、それに基づいてメニューを組み立てます。
その際に大切なのは、タンパク質、炭水化物、脂質などがバランスよく含まれていることです。
糖尿病食を考えるためには、ある程度の専門的な知識も必要です。
初めて取り組む人には少し難しい部分もありますが、糖尿病食による食事療法は血糖値を安定させる効果がとても高いので頑張りましょう。
糖尿病は、血糖値が高くなって症状が悪化すると深刻な状態に陥ることもあります。
例えば、腎臓の機能低下が起こると人工透析が必要になりますし、細胞が壊死して足を切断する人、合併症により失明する人などもいます。
糖尿病が進んでしまうと完治は困難ですし、日常生活もままならない状態に危険性もあります。
そのような事態を防ぐために、日々の生活でできることをやっていかなければいけません。
糖尿病患者にとって必要なのは、「栄養バランスの良い食事・リズムの整った生活・適度な運動」です。
これらは毎日の心がけによって改善できることなので、ぜひ取り入れていきましょう。