糖尿病の人は摂取カロリーが高くなると血糖値が上がってしまいます。
そのため、食事にはカロリー制限がある人がほとんどです。
そこで糖尿病食では、決められたカロリーの範囲で献立を考えます。
また、カロリーだけではなく栄養バランスも大切なので、栄養素ごとに食品を分類し、その中から指定の単位数の範囲で組み合わせていきます。
普段から食事量の多い人がカロリー制限をすると、食べられる量が減るため物足りなく感じるようです。
その場合には、なるべくカロリーの低い食品を使えば、ある程度の量を食べることができます。
カロリーと栄養の両方を考えると、野菜や海藻、きのこなどが糖尿病食には向いています。
特に海藻やきのこは食物繊維を摂るためにも積極的に献立に取り入れましょう。
その他に食物繊維を多く含むのがコンニャクです。
しかもカロリーは100g食べても5kcalと、かなり低いのでダイエットにもよく使われます。
たくさん食べてもカロリーを抑えることができる点では、糖尿病食にも向いています。
また、「豆腐」はカロリーが低いだけではなく良質なタンパク質を豊富に含むので、糖尿病食作りには欠かせない食材です。
また、「煮る・焼く・蒸す・和える」など様々な調理ができて、献立のバリエーションも広がります。
また、普通の豆腐だけではなく高野豆腐や厚揚げなども使うと、さらにメニューを増やすことができます。
このようなカロリーの低い食品を中心に、肉や魚もきちんと食べると栄養バランスの良い食事になります。
そして、カロリーを抑えても食べる楽しみを失わないように工夫をして糖尿病食作りをしてください。