糖尿病の症状を改善させるには、血糖値を減らさなければいけません。
その方法としては、医師の指示による治療に加えて、自宅でできる「食生活の改善」もあります。
そこで毎日の食事を、血糖値のコントロールができる糖尿病食に替えてはいかがでしょうか。
糖尿病食を作るにあたっては、一日あたりの必要カロリー量を計算しますし、栄養素をバランスよく摂取できる献立を決めます。
また、糖尿病食では、動物性脂肪を含む食品はなるべく控える一方で、食物繊維を豊富に含む野菜類などは積極的に取り入れます。
さらに糖尿病食とはいえ、食べ過ぎないようにすることも大切です。
そのためには、食べ物をゆっくりと噛むと満腹感が得られやすいと言われています。
これは、脳の視床下部の満腹中枢に刺激が届くからです。
また、お菓子などの間食はしないようにしてください。
どんなに糖尿病食でカロリーや栄養バランスに気をつけていても、それ以外の間食をすれば確実に摂取カロリーが増えます。
また、間食として食べるお菓子には、かなりの糖分が含まれていることもわすれてはいけません。
それから、糖尿病患者にはアルコールも良くありません。
なぜならアルコールは膵臓に悪影響を及ぼすことがあり、そうなると血糖値のコントロールをするインシュリンの分泌も上手くいかなくなります。
さらに、糖尿病の合併症を引き起こすリスクも高くなります。
糖尿病食を取り入れる場合には、食事の内容だけを良くしても意味がありません。
1日3回の食事をしっかりと食べ、生活習慣などについても見直す必要があります。